
本書は、従来の「暗い気分が後ろ向きな考え方を生む」という発想ではなく、反対に「誤った考え方が苦しい気分を生む」という事実に着目。うつを治す生活の仕方から心の持ち方まで、誰もが実践できる「心」の習慣術を提案する。
【目次】
第1章 “仕事のうつ”はどうして生まれるのか(仕事に「不安」がある人の考え方、ない人の考え方
第2章 職場のストレスが消えていくこころの習慣(まず、今までの考え方を点検する/自分への批判に反論する ほか)
第3章 「どう治すか」の最前線(「うつ病は薬で治る」の誤解/仕事の実際のうつ度を知る ほか)
第4章 いま、抗うつ剤は脳にどこまで必要か(うつの薬の種類とその作用/知っておきたい薬の副作用)
第5章 働きながらうつを治す生活のヒント(脳を“栄養失調”にしない/心に力を与える魔法の言葉 ほか)
●こころとからだの疲れが取れる本

この本は、自分で自分を気持ちよくする方法、すなわちリラクゼーション、ヒーリング、ツボ療法など、東洋医学の知恵がいっぱい詰まった一冊です。
最初から一ページずつ読むというよりも、グレーでブルーな気分のときや、からだのどこかに不調を感じたときに、そのつど役立ちそうなところだけを読んでください。
目次や索引で自分のかかえている体調や気分の状態を探し、からだの癒し方やこころの癒し方から、ふだんの生活でのちょっとした工夫“ストレスをかわす生活術”まで、見つけだすことができます。
【目次】
1 身もこころも生き返らせる処方箋(知っていますか、気持ちいいこと/ストレスは女の人生模様 ほか)
2 ストレスで疲れたこころをときほぐす(がぜん元気が出る即効ヒーリング/イライラ・ピリピリを鎮めてなごみたいとき ほか)
3 体調を整えて不快感を吹き飛ばす(からだの不調を気持ちよく治す即効メニュー)
4 ストレスをかわす生活術(あなたをとりまくストレスとうまくやる)
●「疲れ」をとる裏ワザ・隠しワザ

●中高年の「うつ」

本書では、「抗うつ薬」の最新情報から、考え方のクセを治す「認知行動療法」、不安の強いうつ病に効果のある「森田療法」などを解説し、家族や職場の人のサポートのしかたについてもきめ細かなアドバイスをしている。
【目次】
第1章 なぜ、中高年層にうつ病が広まっているのか?
第2章 うつ病はこんな病気です
第3章 うつ病になると、こんな症状が現れる
第4章 病院での治療について知っておきたいこと
第5章 うつ病のほとんどは薬で治る
第6章 うつ病を根本から治す精神療法
第7章 「うつ」から抜け出すための心のダイエット法
第8章 家族や職場の人にお願いしたいこと
『あるがままに生きる森田療法』
●森田療法

この本に、何度、僕は助けられたことか。
岩井先生の絶筆でもあり、凄まじい執念を感じる本でもある。
でも、きっと岩井先生は、がんで死にゆく自分をあるがままに受け止めていたんだろう。
■楽天の歩き方『超楽天主義』