2011年06月19日

真面目に勝利する「長谷部」のその秘密が、今、明かされる!!

『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』長谷部誠 (著)


『心は鍛えるものではなく、整えるものだ。いかなる時も安定した心を備えることが、常に力と結果を出せる秘訣だ。自分自身に打ち勝てない人間が、ピッチで勝てるわけがない。』


日本代表キャプテンとして、チームを勝利へ導いた男の実践的メンタルコントロール術。

長谷部誠はサッカー選手としては、特に特徴がある選手ではない。

試合を決定するフリーキックが蹴れるわけではないし、突出したテクニックを持っているわけではない。

だが、彼はあらゆる指揮官に重宝される日本代表の中心人物だ。

それに加え、浦和レッズではタイトルを総なめにし、移籍したドイツでは、クラブチームを初優勝に導いた。

そして、記憶に新しいアジアカップでのチーム優勝……。




彼は一体何を持っているというのか。

それは、類まれなるメンタルコントロール力にある。

心はよく「鍛える」「磨く」などと表現されるが、長谷部誠は違う。

心を「整える」のだ。

生活のリズム、睡眠、食事、そして、練習。日々の生活から、心に有害なことをしないように、少しでも乱れたら自分で整える。

そうすることによって、いかなる試合でも、いかなる場面でも揺らぐことがなく、ピッチで力が発揮できるという。

実践することはいたってシンプルながら、だからこそ、慌しい現代では意識をしないと難しいもの。

力を抜いて無理なく自然体で行える姿は、まさに彼の心情が姿勢として表れている証明だろう。

今最注目のアスリートのビジネスでも、スポーツでも、あらゆるシーンで応用できる新メンタルコントロール術!




語られる内容の多くはとてもシンプルな考え方ですが、娯楽や誘惑の多い現代で実践できている人はなかなかいないんではないでしょうか?

納得させられたのが長谷部にとって心は『鍛える』ものではなく、『整える』ものということ。

毎日の行動、体調管理、整理整頓、人付き合い、睡眠等のノウハウを『いかに心を整え、平常心を保つか?』という観点に集約して語られていきます。



読み進めていくうちに彼の人間性の根底にある謙虚さや誠実な心が他者への敬意、公徳心につながっているのだと思い、現代の日本で失われつつあるこの点の素晴らしさを再確認することができました。




衝撃を受けた点


1) プロフェッショナルの意識に驚愕。プロとしての自己管理が素晴らしい。サッカー日本代表のエピソードとともに語られているので楽しい。

2) なぜか途中の章で、真面目にミスチル好きな曲ランキングとか入れちゃってるオチャメな長谷部くん。

3) 確固たる志の力強さ。日本サッカーを強くする、監督になる、という目標以外にも本書じゃ明確にしてない目標があるらしい。そこに向ってく姿勢が素晴らしい。


「まさにプロフェッショナル」



長谷部の自叙伝であり、またワールドカップ・アジアカップの舞台裏も書かれた内容で、サッカーに興味のある人にはすごく読みやすいと共に、長谷部選手の真面目さが伝わる本だと思います。


もちろんいくつも参考になる点があります。

・意識して心を鎮める時間を作る。
 日々慌しく時間に追われた生活の中で、一日一度は気持ちをリセットすることは必要だろう。


・マイナス発言は自分を後退させる。/恨み貯金はしない。
 自分からマイナスオーラを出していると自然と負の連鎖に陥る。前向きな発言・思考が周りの環境を変える。


・正論を振りかざさない。
 正義感が強すぎて真面目すぎるとかえって周囲を締め付ける。正論で相手や周りを追い込んでも物事は円滑に進まない。


・感謝は自分の成長につながる。
 感謝する相手の周り(家族他)にまで思いを巡らせることで、感謝の気持ちが伝わりやすい。




アスリートではない、普通のビジネスパーソンも必読です!

賢く組織で働けるようになります。




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posted by ホーライ at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | これでも立派なビジネス本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月05日

『「感情の整理」が上手い人下手な人―感情コントロールで自分が変わる』

人間関係って、難しくありませんか?
ある人と険悪な関係になったら、誰かの不用意な発言で悲しんだり。

あるいは、「僕はつい、カッとなるんだよね。」とか「私は最近、カリカリしてばかり」等。
はたまた、モニターもCRCもコミュニケーションが大切ですが、それがうまくいかなくてストレスがたまってしまうことも多い職業ですよね。

人間は感情の動物ですから、感情的になるな、とは言えません。
しかし、穏やかな感情で仕事や社会人生活が送れたら、こんなにハッピーなこともありません。

本書は、精神科医でもある著者が、ちょっとした工夫で「機嫌のいい生活」を送ることができる、アイデア、コツが盛られています。

例えば・・・・・

何か目標を立てたときも、「これができれば、私も捨てたものじゃない」と考えましょう。
そうすれば、自信がついて、悪感情から逃れられます。・・・・・など等


自分自身を客観的に見つめること(メタ認知)が感情コントロールには欠かせない能力なのですが、これを獲得するための心の習慣について分かり易く書かれています。

『自分の感情をウォッチングし、不機嫌な感情を排し、上機嫌なるための技・コツを持つためのヒント』が詳述されていますので、「つい感情的になって・・・・・」という方にもあるいは、部下の教育のためにリーダーの方にもおすすめの1冊です。

この値段で、ハッピーな仕事ができたら、なんて経済的なんでしょう。


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posted by ホーライ at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | これでも立派なビジネス本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月03日

「風が強く吹いている」

風が強く吹いている」三浦 しをん (著) という小説がある。
「箱根駅伝」を目指す弱小陸上チームの涙と感動と笑いの物語だ。

この物語を読むと箱根駅伝が30倍楽しめる。

僕も以前、弱小製薬会社の駅伝チームをやっていたので、駅伝チームとして走るランナーのプレッシャーと難しさがよく分かる。
一人で走るマラソンは、もし途中で棄権したとしても、それはしょせん、自分だけの問題なので、悔しいが、心理的にそれほどの影響もない。

ところが、駅伝では「たすき」を繋ぐという重要な役目があり、もし、棄権をするとチーム全体に影響を与える。
自分が途中で棄権したために、走ることすらできないチームメンバーまで出てしまい、最終的にはチームがゴールという最終目標を達成できない、ということになる。
ここが駅伝の怖さでもあり、面白いところでもある。

だから、僕は駅伝を走るとき(いつも第一走者だったが)、自分のマラソンレースとは違う、異常なまでのプレッシャーを感じた。
スタート直前には、唇がカサカサに乾燥するぐらい緊張した。

ところで、会社で働くこともこれに似ている。
仕事というのは、自分ひとりで完結することは少ない。
大抵、次の誰かに自分の仕事を渡す、という行為が発生する。
しかも、タイム制限(締め切り)がある。(これもまた駅伝に似ている。)

途中棄権をすると、組織やチーム全体に影響を与える仕事も多い。
だから、ハイスピードで仕事をすることも大切だが、それが原因で体調を崩し、休んだりすると、これまたいけない。
適度なスタミナ配分を考えながら、それでいて、競合会社のことも気にしながら仕事をする必要がある。


治験もまたしかりだ。

基礎研究から非臨床試験、そして臨床試験へ。
フェーズ1から2へ。
そしてフェーズ3を経て、申請へと「化合物」という「たすき」を繋げていく。

その化合物の持っている能力(効果)をいかんなく発揮できるように治験を行う必要がある。
ただし、あまりにスピードを重要視し、GCP違反なんてことになると、申請取り下げ、という事態もありうる。

開発の最終ステージで、そのプロジェクトが失敗すると、それまでの時間(5〜8年)とお金(数百億円)が一瞬にして水泡と帰す。

こういう難しさを超えると、僕たちは風を感じることができるのだ。


風が強く吹いている




風が強く吹いている




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2007年07月21日

会社組織における「一瞬の風になれ」

★2007年度本屋大賞、吉川英治文学新人賞受賞の「一瞬の風になれ」。

高校の短距離走者の物語。

高校の陸上部を舞台に、サッカーを断念し陸上スプリンターに挑む主人公"新二"の友情、ほのかな思い、ライバル等を爽やかに描いた陸上青春小説。

二人の主人公が高校3年間を成長していく姿も「わくわく」する。

また、高校の陸上部が舞台なので、先輩、後輩、マネジャー、陸上部の先生、同級生など等の「学校」ならではの心温まるストーリーも展開している。


これってさ、「高校の陸上部」だから、そういう「先輩、後輩などの繋がり」が書かれて、読者にうったえるものがあるけれど、「会社」という「組織」では同様なことが書かれたりするのだろうか?

「会社や組織」は「高校の陸上部」と違って、そんなアマッチョロイもんではない! とあなたなら言う?

そうかな。

逆に、じゃ、「高校の陸上部」はそこに所属している部員にとって、「アマッチョロイ場所(組織)」なのかな?


まぁ、じゃぁさ、100歩譲ってそうだ(そんなアマッチョロイもんではない)としても、その中で「先輩、後輩などの繋がり」が心温まることって、期待してはいけないのだろうか?

そういうことが「仕事」を通じて、有ってもいいよね?

駄目?

駄目の理由は?

僕はそういうことが「仕事」を通じても有り得て、そしてそれは「部活」という組織が「高校生」を育てるように、会社においては従業員の成長に繋がるのではないかと思うのですが。


やっぱり、甘い?


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一瞬の風になれ(全3巻セット)







【治験、臨床試験の情報サイト】

架空(仮想)の製薬会社「ホーライ製薬」

臨床試験、治験を考える「医薬品ができるまで」



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2007年06月02日

超真面目な本。★脳のなかの幽霊

超真面目な本。★脳のなかの幽霊

切断された手足がまだあると感じるスポーツ選手、自分の体の一部を人のものだと主張する患者、両親を本人と認めず偽者だと主張する青年―著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手がかりに、脳の仕組みや働きについて考える。

さらにいろいろな仮説をたて、それを立証するための誰でもできる実験を提示していく。
高度な内容ながら、一般の人にも分かりやすい語り口で、人類最大の問題「意識」に迫り、現代科学の最先端を切り開く。

何度も読み返してしまうほど面白い。

著者は脳神経学者であり、幻肢治療のスペシャリストである。幻肢というのは切断した腕などが無いにもかかわらず、存在しているように感じる現象で、ひどい激痛を伴うこともあるが治療方法がなかったのだ。
それを実に簡単な方法で治療した名医でもある。
 
また、本書のキモは、脳の局所的障害によって生じる異常な事例の紹介である。

半側無視という症状を示す患者は、知性は普通なのだが世界から左が消えてしまい、お化粧も顔半分しかしなかったりと凄いことになる。
他にも興味深い症例はわんさと出てくる。
 
似た内容の本では世界的にベストセラーになった『妻を帽子と間違えた男』があるが、私の所見ではこちらの方が5倍は面白い!
 
これほど知的好奇心を刺激する本も珍しい。
とにかくおすすめの一冊である。


脳のなかの幽霊





脳のなかの幽霊






★脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ

前作「脳のなかの幽霊」(角川21世紀叢書)に続き、脳の臨床研究から得た知見を、分かりやすい表現で書きつづっている。

本書の中でRamachandran教授はまず、手や足を切断した人が、消失した手や足の部分をまだあるかのように感じる「幻肢」や、2つの感覚が入り混じる(特定の音程の音を聴くと、特定の色をイメージするというような)「共感覚」などの興味深い事例について、神経回路の観点から分析。

さらには、「神経疾患を持つ患者の研究は、臨床神経学の範囲をはるかに超えて、人文学や哲学にとっても、ひょっとすると美学や芸術にとっても意味がある」と、議論を進めていく。

とりわけ興味深いのは、チベット美術、古代ギリシャ美術、ルネサンス美術など数々の芸術様式に見られる普遍性を、脳の働きと関連づけて解く、第3章「アートフルな脳」。
Ramachandran教授は、芸術に見られるばらつきの9割は文化多様性から、残りの1割は「あらゆる脳に共通の普遍的法則からきている」として、具体例を挙げて、それを検証していく。

10代の時に書いた論文が科学誌「nature」に掲載されたという“天才”だけあって、その洞察力と論理展開は極めて秀逸。ぜひ一読されたい。


これまで様々な脳科学者・神経科学者・心理学者・哲学者の書籍を読みましたが、これほど素晴らしい脳科学の本はありませんでした。
(勿論これらの著者等は素晴らしい知見を与えてくれましたが)

1.わかり易い
2.視点が豊富
3.臨床結果を踏まえている
4.進化過程を踏まえている
5.表現がウィットに富んでいる

前作「脳のなかの幽霊」も読みましたが、こちらの方が講義向けという事でより簡潔にまとまっています。

これから脳について学習しようと考えておられる方には、最適な1冊です。




でました待望のラマチャンドランの翻訳続編!というわけで「脳の中の幽霊」を読んだならば本書は必読です。

ラマ氏は前翻訳書同様、さまざまな神経障害の症例をもとに、対比的に心の実相を浮き彫りにしてくれます。
コタール症、カプグラ症、盲視(これらがどんなものかは本書を読むこと)などなど、奇妙で不可解で不気味ですらある障害が、かえって正常な心の働きのなんたるかを浮き彫りにするわけです。

このラマ氏はとんでもないことをさらっと言う人のようで、たとえば無神論の右脳と有神論の左脳を持つ患者が紹介されているのですが(どのようにしてそれがわかるかといことは、本書を読むこと)、氏はこの患者について、あっけらかんと、この人が死んだならその魂はどうなるのか、左脳は天国へ行き、右脳は地獄におちるのかなどととんでもない疑問を提起したりします。

本書にはこの他にも興味深い症例やラマ氏の独創的でとても面白い考察がふんだんにちりばめられています。
元々は一般向け講演の題目だということもあり、大変わかりやすいものとなっています。
彼のユーモアあふれる軽口も前著同様で、思わず笑い出してしまうこともあるでしょう。

いやほんとと〜〜〜んでもなく面白い本です。


脳のなかの幽霊、ふたたび




脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ






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posted by ホーライ at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | これでも立派なビジネス本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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