2013年07月28日

背信の科学者たち―論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか

●お勧めの専門書:『背信の科学者たち―論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか 』ブルーバックス

最近、いろんなところで科学論文のデータの捏造、治験データの捏造、医師主導研究データの改ざん等が問題になっています。

でも、こういうことって、今に始まったわけではなく、そして、これからも起こりうる可能性があります。

何故なんでしょう?

何故、私たちはデータをねつ造、改ざんするのでしょうか?


科学者はなぜ不正行為を繰り返すのか?

誠実で「真理の探究者」と尊敬されている科学者による不正行為が後を絶たない。

なぜ、彼らは自らの名誉と職を失いかねないリスクを冒してまでも不正行為に手を染めるのか?

ガリレオ、ニュートンなど大科学者から詐欺師まがいの研究者まで豊富な事例を通じて、科学の本質に迫る問題作。

今、まさに読むべき本です。


●『背信の科学者たち―論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか 』ブルーバックス(アマゾン)
    ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575353/horaihonoyomu-22/ref=nosim/


●『背信の科学者たち―論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか 』ブルーバックス(楽天)
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さらに!「論文捏造」村松 秀著

科学の殿堂・ベル研究所の、若きカリスマ、ヘンドリック・シェーン。

彼は超電導の分野でノーベル賞に最も近いといわれた。

しかし2002年、論文捏造が発覚。『サイエンス』『ネイチャー』等の科学誌をはじめ、なぜ彼の不正に気がつかなかったのか? 

欧米での現地取材、当事者のスクープ証言等によって、現代の科学界の構造に迫る。

なお、本書は国内外、数多くのテレビ番組コンクールで受賞を果たしたNHK番組を下に書き下ろされたものである。

【本書は科学ジャーナリスト大賞2007を受賞いたしました】

本書の元になったNHK特集番組『史上空前の論文捏造』は、次の4つの賞を受賞するなど、話題作でした。

(1)バンフ・テレビ祭 最優秀賞

(2)アメリカ国際フィルム・ビデオ祭クリエイティブ・エクセレンス賞

(3)アルジャジーラ国際テレビ番組制作コンクール銅賞(調査リポート部門)

(4)科学技術映像祭・文部科学大臣賞

本書は、気鋭の”看板ディレクター”が番組では紹介することのできなかった莫大な量に上る取材内容を詳細にひもときながら、事件の真相やそこに潜む問題性をより深く考察するものです。


●『論文捏造』村松 秀著(アマゾン)
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2013年06月02日

やさしい薬理のメカニズム(改訂版): 薬のはたらきを知る

●やさしい薬理のメカニズム(改訂版): 薬のはたらきを知る

今週は非薬学部の出身者でモニターになろうとする人にお勧めの薬理学の本です。

とっても薄い本です(ここがポイント!)。

必要最低限の範囲を必要最低限ですが、きっちりと教えてくれます。

大事なことは、なるべく早く薬理学の全体を俯瞰すること。

その上で、もっと詳しいことを知りたい場合は、さらに厚い薬理の本を買えばいいと思います。

非常に分かりやすく、図も豊富で、非薬学部出身者(看護師の方や臨床検査技師の方も含む)にピッタリ!

後輩にも紹介してあげよう。


●『やさしい薬理のメカニズム(改訂版)』(アマゾン)
    ↓
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●『やさしい薬理のメカニズム(改訂版)』(楽天)
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もし、薬理学の前に生理学を学びたい人には下記がお勧め。

●「生理学テキスト」(アマゾン)
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posted by ホーライ at 07:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月16日

『統計解析のはなし―データに語らせるテクニック』

●お勧めのビジネス書:『統計解析のはなし―データに語らせるテクニック』大村平

大学を卒業し、社会人になって「もっと勉強しておけばよかった!」と思ったのは「統計解析」でした。

きっかけは「洋ラン」の組織培養の仕事をしていたときに、いろんな培養条件を検討したこと。

そこで初めて知ったのが「実験計画法」という方法。

その勉強に使ったのが次の本。
  ↓
●実験計画と分散分析のはなし―効率よい計画とデータ解析のコツ
  ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/481719457X/horaihonoyomu-22/ref=nosim/

この本がすこぶる役に立ちました。

とにかく分かりやすい!

その結果、「光」「温度」「二酸化炭素濃度」の3要素を3条件で実験して、洋ランの組織培養に最適な条件を見つけました。


この「実験計画」の本をきっかけに「統計解析」の本も同じ著者で読みました。

それが今週、紹介している本です。


治験には「統計解析」は欠かせません。

治験に使われている最先端の統計解析方法の理解までは無理だとしても、そもそも「統計解析」ってどんなことやってんの? と時々、思いません?

じゃ、「統計解析」について勉強しようとすると、これがまた大抵「数式」の羅列で・・・・・・・。

ところが、この「統計解析のはなし」は実に分かりやすい!!

読みやすい。

身近な例を出しながら説明してくれるので「腑に落ちます」。

「統計解析のずぶの素人」にはぴったりの本です。

難しい数式はΣ(シグマ)ぐらいです。^^

内容は、母平均/母分散の区間推定、検定、抜取検査、分散分析、相関と回帰、多変量解析についてです。


とりあえず「統計解析」のとっかかりとして最適です!!

同じ著者の「統計のはなし―基礎・応用・娯楽」もいいですよ。(娯楽、という点がユニークだ。)
    ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4817180102/horaihonoyomu-22/ref=nosim/


著者の大村平さんの「〜のはなし」シリーズはみな、面白くて、読みやすく、理解しやすい。

大村さんの才能に脱帽です。




●『統計解析のはなし―データに語らせるテクニック』(アマゾン)
    ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4817180285/horaihonoyomu-22/ref=nosim/


●『統計解析のはなし―データに語らせるテクニック』(楽天)
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posted by ホーライ at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月01日

お勧めのビジネス書:『これが物理学だ!』ウォルター・ルーウィン

●お勧めのビジネス書:『これが物理学だ!』ウォルター・ルーウィン

まず、下記のYouTubeの24分ごろから見て。

こういう「とんでもおじさん」、大好きだよ〜〜!!
    ↓
http://www.youtube.com/watch?v=SRh75B5iotI

(For the Love of Physics (May 16, 2011)

上の動画等を見て、あのビル・ゲイツがウォルター・ルーウィン教授に私信(それも「封書」で!)を送ったぐらい。

この動画の主人公のマサチューセッツ工科大学(MIT)教授の講義をまとめた本。

最近、この手の本が増えたよね。「ハーバード白熱教室講義録」とか。


もともと僕は「物理モノ」が大好きだ。

特に宇宙物理。

ホーキング博士の「宇宙を語る」とか古くはカール・セーガンの「コスモス」とか。

数学関係も好きで、たとえば「宇宙一おかしな男:放浪の天才数学者エルデシュ 」とか。

まぁ、科学全般、好きなんだけれどね。



さて、今週、紹介するこのウォルター・ルーウィンの講義録も面白い!

もし、こういう先生に高校時代に出会えていたら、人生変わっていたかも。

それよりも、こんな「先生」になりたいもんだ。

いやいや、それよりも、それよりも! こういう人生を歩みたいものだ。

自分が情熱を傾けているものを情熱を持って語れるような人生。


本書の内容は万有引力や、圧力、振り子、虹をテーマにした光の説明、波と共鳴、電気、磁気、エネルギー保存の法則、X線と天文学、中性子星やブラックホールといった内容。

学生に物理の美しさを知ってもらうためには何でもする、とにかく熱血先生なのだ!

「ビッグバンはどんな音がしたのか?」

「時間とは何か?」

「宇宙の果ての銀河が光速より早く遠ざかっている理由は?」

とても分かりやすく、かつ、面白く書かれている。

息を呑むほどに美しく、震えるほど楽しい。

え?こんな本を読んで何が役立つか? ですか?

たとえば、ピカソの「ゲルニカ」は何かに役立つ?



●『これが物理学だ!』ウォルター・ルーウィン
    ↓(アマゾン)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163757708/horaihonoyomu-22/ref=nosim/


●『これが物理学だ!』ウォルター・ルーウィン
    ↓(楽天)
http://tinyurl.com/bo9hg97



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2012年10月20日

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る

●『重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る』
  ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344982614/horaihonoyomu-22/ref=nosim/


神の粒子発見か?!

先週、こんなニュースが飛び込んできましたね。
  ↓
●「最後の素粒子」ヒッグス粒子を発見か 欧州の研究機関
http://www.asahi.com/science/update/0704/TKY201207040487.html

そもそも「重力」とは何か?

「重力」の7つの謎。

最先端の研究が直感で分かる、エキサイティング宇宙論。

私たちを地球につなぎとめている重力は、宇宙を支配する力でもある。

重力の強さが少しでも違ったら、星も生命も生まれなかった。

「弱い」「消せる」「どんなものにも等しく働く」など不思議な性質があり、
まだその働きが解明されていない重力。

重力の謎は、宇宙そのものの謎と深くつながっている。

いま重力研究は、ニュートン、アインシュタインに続き、第三の黄金期を迎えている。

時間と空間が伸び縮みする相対論の世界から、ホーキングを経て、宇宙は一〇次元だと考える超弦理論へ。

重力をめぐる大冒険。

世界で活躍する素粒子物理学者が書いた、重力の本。

本書の性格をたとえれば、メジャーのエース級のピッチャーが、日本の野球少年とキャッチボールをしてくれる。そんなところでしょうか。

「重力とは何か」という、重い球をストレートに投げ込んできますが、決してキャッチできない球ではない。

受け取りやすいように、真正面に投げてくれますし、ゆるい球から、だんだん速い球へとならしてくれます。

アインシュタインなどのこれまでの知の蓄積を、その意図からやさしくときほぐし、超ひも理論など最先端の領域へといざなってくれるのです。



●『重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る』
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