お勧めのビジネス書『経営は実行』
●書籍:経営は実行
著者:ラリー・ボシディ/ラム・チャラン/チャールズ・バーブ 共著 高遠裕子 訳
出版社:日本経済新聞出版社
戦略やビジョンも「実行」次第。
このあたりまえのことを実現するにはどうしたらいいのか。
2人の経営のグルが企業や組織に「実行」の文化を根づかせるノウハウを、多くの事例を交えて説いたベストセラーの改訂新版。
大ベストセラーの最新改訂版。
「実行」こそ危機脱出の切り札!戦略やビジョンも「実行」次第。
そのノウハウを経営のグルが解き明かした「生きた経営の教科書」。
●実行について考えるとき、次の3点を念頭に置く必要がある。
1. 実行とは、何をどうするかを厳密に議論し、質問し、絶えずフォローし、責任を求める体系的なプロセスである。
2. 実行は、リーダーの仕事である。
3. 実行は、企業文化の一部でなければならない。
●実行を支える第1の要素は、「リーダーの行動」である。リーダーは、次の7つの行動をとる必要がある。
1. 自社の人材や事業を知る。
2. 常に現実を直視するよう求める。
3. 明確な目標を設定し、優先順位をはっきりさせる。
4. 最後までフォローする。
5. 成果を上げた者に報いる。
6. 指導によって社員の能力を伸ばす。
7. 己を知る。
●実行を支える第2の要素は、「企業文化の変革に必要な枠組みを作る」ことである。
1. 報酬と業績を連動させることで、社員の行動を変える。
2. 社員が、新たに求められる行動を身につけるのを助ける。
3. オープンで率直な議論によって、現実を浮き彫りにする。
●実行を支える第3の要素は、「適材を適所にあてる」ことである。
1. リーダー自ら、人材の選抜や評価に積極的に関与する。
2. 学歴や知性に惑わされず、実行力を重視した人選をする。
3. 個人の実績を評価する際には、どのような方法で目標を達成したか詳しく検討する。