2014年06月28日

お勧めのビジネス書:『世界を変えるエリートは何をどう学んできたのか?』

●お勧めのビジネス書:『世界を変えるエリートは何をどう学んできたのか?』

◇ノーベル賞受賞者、企業・政界のリーダー、カリスマ医師……

世界で活躍する“真のエリート"が名門校で身につけた共通点とは?


本書は、ハーバード大学出版局賞を受賞し、世界を変える“真のエリート"を、著者がインタビューして、その共通する学び方をまとめた1冊。


大学卒業後の人生における「成長」と「成功」につながる思考力を高める「学び方」を豊富な実験結果と各分野の成功者のさまざまなエピソードをもとに紹介します。


著者は学び方には、1試験をパスすることのみに集中する「表面的な学習者」、2高得点を取ることを目的にする「戦略的な学習者」、3「深く学ぶ者」の3つがあるという。


本書では、この“真のエリート"に共通する「深く学ぶ方法」を解説します。


◇学びを糧に変える、「一生モノの学び方」12の法則

“真のエリート"の学び方には、次のような共通項があります。

1 “真のエリート"たちは、オールAの成績を取ることよりも、思考力を高め、のちに世界に貢献するそれぞれの分野に夢中になって、自らの人生に意味を見出した。


2 “真のエリート"たちは、まるで宝探しをする5歳児のような熱心さで取り組み、思考力を高めた(=深く学ぶ)


3 “真のエリート"たちは、賞罰などの「外発的動機付け」でなく、自らの心の中から湧き出る「内発的動機付け」から学ぶ


4 “真のエリート"たちは、自ら「自分の学びをマネジメント」する


5 “真のエリート"たちは、「新しいカテゴリー」を常につくり出し、「新しい情報に対し て開かれた心」をもち、「ものの見方は1つに限らないこと」を意識している


6 “真のエリート"たちは、失敗を認め、受け入れ、そこから学ぶ


7 “真のエリート"たちは、「知能は生まれつきのものではなく、伸びる」と信じ、研究の結果からもそう思ったグループは成績が伸びている(「成長型マインドセット」が見ら れた)


8 “真のエリート"たちは、「うまくいかないのは何かのせい」にせず、「順調なのは何のおかげか」を知る


9 “真のエリート"たちは、他社との競争に勝つのではなく、自分のベストを尽くすことが人生のすべてだと思っている


10 “真のエリート"たちは、「構造化されていない問題」に取り組み、「適切な問い」を立てて、対処法を見つける(「反省的判断力」が培われる7つの思考段階の最高レベル)


11 “真のエリート"たちは、「自己への思いやり」と「他社への思いやり」によって、広く深い観点や姿勢が強化される


12 “真のエリート"たちは、あきらめない


ほかにも、「読書をいかに糧にするか」「学びスキルの身につけ方」など、一生モノの学び方を紹介します。


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2014年06月20日

お勧めのビジネス書 『仕事の思想 なぜ我々は働くのか』

お勧めのビジネス書。お勧めの自己啓発の本


お勧めのビジネス書 『仕事の思想 なぜ我々は働くのか』



なぜ、我々は働くのか。

この深い問いに対しては、あくまでも、私たち自身が、その人生と思索を通じて、答えを見つけていかなければなりません。

本書は、その思索を深めるために、仕事の真の報酬とは何か、を始めとする様々なテーマについて、著者の体験的なエピソードを交え、語っていきます。

仕事を通じていかに成長していくか。成長のために夢や目標はいかなる意味を持つのか。

なぜ顧客は成長の鏡となるのか。顧客との共感ということの本当の意味は何か。

人間学を学び、人間力を身につけていくための唯一の方法は何か。

なぜ、人間との格闘が大切なのか。働く人間にとって地位とは何か。

生涯、会うことのない友人が、なぜ、我々の支えとなるのか。

仕事の本当の作品とは何か。職場の仲間とは何か。

仕事において、未来とは何か。

そして、なぜ、仕事に思想が求められるのか。

それらのテーマを深く考えることを通じ、読者一人ひとりに、生き方と働き方を問う本です。



なぜ働くのか−。

その答えを見つけるための生き方を、思想、成長、目標等々のキーワードを通じ、深く問いかける。



●思想−我々が仕事をするのは、生活の糧を得るためではなく、もっと素晴らしい「何か」のためである。その何かを見いだすためには、深みある「仕事の思想」が求められる。


●成長−仕事の報酬には、給料、能力、仕事、成長など、いくつもの”世界”がある。その最も高みにある世界が「成長」であり、それを見誤らないことが大切である。


●目標−人間が成長する上で「夢」を語り、「目標」を定めることは大切だが、その際に注意すべきことがある。それは、「理想家」と「夢想家」を混同しないことである。


●顧客−「顧客」は、自身の姿を映し出す「成長の鏡」である。成長するためには、顧客が心の中で抱く「無言のメッセージ」に耳を傾けることが欠かせない


●共感−自分の価値観にとらわれず、「顧客の気持ちに共感する」ことで、心の成長を遂げることができる。


●格闘−人間力を身につけるためには、人間と「格闘」し、相手の心に正対することが必要である。


●地位−「地位」とは、部下の人生に責任を持つ覚悟に他ならない。他人の人生に責任を持つ者が最も成長できる。


●仲間−仕事をした時に残る「作品」として、商品やサービス以外に、もう1つかけがえのないものがある。それは、夢と共感にあふれた「職場の仲間」である。


●未来−力を尽くして歩んだ後、我々がなすべきことは、ただ1つ。我々が去った後、いかなる夢が花開くのか。その問いを胸に、「未来」に思いを馳せることである。









お勧めのビジネス書 『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』

お勧めのビジネス書。お勧めの自己啓発の本


お勧めのビジネス書 『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』


顧客の意見に熱心に耳を傾け、新技術への投資を積極的に行い、常に高品質の製品やサービスを提供している業界トップの優良企業。

ところが、その優れた経営のために失敗を招き、トップの地位を失ってしまう――。

本書は、大手企業に必ず訪れるというこの「ジレンマ」を解き明かしベストセラーになった原著、『The Innovator's Dilemma』の増補改訂版である。


ハーバード・ビジネス・スクールの教授である著者は、この逆説的なコンセプトを、学問的体系に基づいた緻密な論理構成によって実証している。

事例として取り上げるのは、ディスク・ドライブや掘削機といった業界のほかに、ホンダが進出した北米市場やインテルが支配したマイクロ・プロセッサ市場など。

それぞれの業界で起きた「破壊的イノベーション」を検証し、それに対処できない大手企業の宿命ともいえる法則を導き出している。


優れた経営とされてきたものが、「破壊的イノベーション」の前ではすべて無効になり、逆にマイナスの価値さえもちうるという指摘にはただ驚かされる。

その点で本書は究極のイノベーション論であり、イノベーション・マネジメントの新境地を切り開いたものとして画期的な論考である。

「ジレンマは、解決できる」として著者が示す処方箋は、「成功体験」をもつ企業のトップはもちろん、イノベーションにかかわるすべての企業人にも必読の内容である。

増補された「グループ討論の手引き」は研修のテキストにも活用できる。利用価値の高い1冊だ。



新技術に投資し、高品質の製品やサービスを提供している優良企業が、その優れた経営により失敗する。

大手企業を衰退へと導く、「イノベーションのジレンマ」について解説する。


企業は“優れた経営”を行うがゆえに、衰退することがある。

それは、低価格、単純、小型など、従来とは異なる価値を持つ「破壊的技術」が登場した時、既存の顧客の声に耳を傾けるあまり、新技術の市場に出遅れるからである。

破壊的技術にうまく対処するには、次の5つのことを認識しておく必要がある。


1.破壊的技術は、それを求める顧客を持つ組織に任せる

破壊的技術を必要とする顧客は、現在の主流顧客とは異なる。

従って、破壊的技術の製品を開発する際は、別組織を作り、新しい独立企業として始める方が良い。


2.組織の規模を市場の規模に合わせる

破壊的技術が生み出す市場は、当初は規模が小さいため、大企業の成長需要を満たせない。

そのため、破壊的技術の商品化は、小規模な組織に任せる方がよい。



3.試行錯誤を繰り返しながら事業化を進める

破壊的技術によって誕生する市場は「新しい市場」であるため、予測や分析ができない。

従って、試行錯誤を繰り返しながら事業化を進めていくことが重要になる。



4.組織にできること、出来ないことを評価する

変化に対応する能力が組織にあるか否かは、資源、プロセス、価値基準の3つの要因によって決まる。

能力が不足している場合は、別組織を作り新たな能力を培う必要がある。



5.破壊的製品が評価される新しい市場を見つける

破壊的技術を商品化する際は、主流市場で売り出すのではなく、その破壊的製品の特徴が評価される新しい市場を見つけるか、開拓する必要がある。









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2014年06月18日

お勧めのビジネス書『経営は実行』

お勧めのビジネス書。お勧めの自己啓発の本


お勧めのビジネス書『経営は実行』


●書籍:経営は実行

著者:ラリー・ボシディ/ラム・チャラン/チャールズ・バーブ 共著 高遠裕子 訳

出版社:日本経済新聞出版社


戦略やビジョンも「実行」次第。

このあたりまえのことを実現するにはどうしたらいいのか。

2人の経営のグルが企業や組織に「実行」の文化を根づかせるノウハウを、多くの事例を交えて説いたベストセラーの改訂新版。


大ベストセラーの最新改訂版。

「実行」こそ危機脱出の切り札!戦略やビジョンも「実行」次第。

そのノウハウを経営のグルが解き明かした「生きた経営の教科書」。





●実行について考えるとき、次の3点を念頭に置く必要がある。

 1. 実行とは、何をどうするかを厳密に議論し、質問し、絶えずフォローし、責任を求める体系的なプロセスである。

 2. 実行は、リーダーの仕事である。

 3. 実行は、企業文化の一部でなければならない。



●実行を支える第1の要素は、「リーダーの行動」である。リーダーは、次の7つの行動をとる必要がある。

 1. 自社の人材や事業を知る。

 2. 常に現実を直視するよう求める。

 3. 明確な目標を設定し、優先順位をはっきりさせる。

 4. 最後までフォローする。

 5. 成果を上げた者に報いる。

 6. 指導によって社員の能力を伸ばす。

 7. 己を知る。



●実行を支える第2の要素は、「企業文化の変革に必要な枠組みを作る」ことである。

 1. 報酬と業績を連動させることで、社員の行動を変える。

 2. 社員が、新たに求められる行動を身につけるのを助ける。

 3. オープンで率直な議論によって、現実を浮き彫りにする。



●実行を支える第3の要素は、「適材を適所にあてる」ことである。

 1. リーダー自ら、人材の選抜や評価に積極的に関与する。

 2. 学歴や知性に惑わされず、実行力を重視した人選をする。

 3. 個人の実績を評価する際には、どのような方法で目標を達成したか詳しく検討する。






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お勧めのビジネス書『ワーク・シフト - 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』

お勧めのビジネス書『ワーク・シフト - 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』

著者:リンダ・グラットン 、翻訳者…池村千秋  出版社:プレジデント社


*下流民か、自由民か。地球規模で人生は二極分化する*

2025年、私たちはどんなふうに働いているだろうか?

ロンドン・ビジネススクールを中心とした、「働き方コンソーシアム」による、世界規模の研究が生々しく描き出す2025年のに働く人の日常。


「漫然と迎える未来」には孤独で貧困な人生が待ち受け、「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生がある。

どちらの人生になるかは、〈ワーク・シフト〉できるか否かにかかっている。


働き方が変わる! 〈5つのトレンド〉

●テクノロジーの発展

●グローバル化

●人口構成の変化と長寿化

●個人、家族、社会の変化

●エネルギーと環境問題




働き方を変える! 〈3つのシフト〉

●ゼネラリスト→連続スペシャリスト

●孤独な競争→みんなでイノベーション

●金儲けと消費→価値ある経験


「食えるだけの仕事」から意味を感じる仕事へ、忙しいだけの仕事から価値ある経験としての仕事へ、勝つための仕事からともに生きるための仕事へ。覚悟を持って選べば、未来は変えられる。


本書は、今後の世界に起こる変化を丁寧に整理した上で、そうした近未来の社会における人々の労働のありかたについて、各種予測に基づいたアドバイスを行うものです。

未来を見据えたキャリア開発の方向性にまで言及を行っているので、ビジネスパーソンはもちろん、教育関係者にも是非とも読んでいただきたい本です。

・2010年に、中国が45カ所の空港の建設を進めていたことをご存知だろうか。

携帯電話を使用した送金システムのイノベーションを牽引しているのがアフリカのケニアだと、ご存知だろうか。

2025年までに、世界の50億人以上が携帯電話で結びつくようになると、ご存知だろうか。

本書では、このようなデータや情報をふんだんに紹介する。(p30)



本書が行っている多数の未来予測の中で、個人的に特に気になったものを以下にピックアップしてみます。

・寿命は長くなるが、高齢者の多くに働き口がなく、グローバルに貧困層が形成されるおそれがある。

・家族のありかた、仕事で接する人の多様性が高まり、自分を見つめ直す人が増える。

・エネルギー価格が上昇し、モノの輸送や人の移動を減らす必要性が高まる。これを受けて、さらなるバーチャル化が進む。

・職種や時差を超えて世界中の人との恊働が求められるようになり、時間の「細切れ化」が進む結果として、時間に追われるようになる。

・政治家や司法制度、大企業に対する信頼が弱まる。また、個人の幸福感は減退する。

・2025年には、世界中で何十億人という人々が「ミニ起業家」として働くことになり、そのための仕組みが充実する。




本書の後半では、こうした社会を生き抜くための3つの資本とその強化施策についてまとめています。

3つの資本とは「知的資本(知識と思考力)」「人間関係資本(人的ネットワーク)」「情緒的資本(勇気ある行動のための精神的な強靭さ)」です。

このそれぞれについて1章を割いて、丁寧な解説を加えています。



どのページを開けても、自分と子供たちの将来に対してなんらかのヒントを得られるような本であり、値段は少し高めですが、買って手元に置いておきたい1冊です。

未来を形づくり、人々の働き方に影響する「5つの要因」として、1.テクノロジーの変化、2.グローバル化の進展、3.人口構造の変化と長寿化、4.社会の変化、5.エネルギー・環境問題の深刻化 が挙げられる。

そして、暗い未来のシナリオを書き換えるためには、新しい能力を身につけることが必要不可欠となる。

5つの要因をもとに、リンダ・グラットンは2つの未来の状況(「漫然と迎える未来」と「主体的に築く未来」)を掲げる。



(1) 漫然と迎える未来とは、

 1.いつも時間に追われ続け、孤独に苛まれ、新たな貧困層が生まれる未来

 2.世界は二極化し、中間層の仕事はテクノロジーによって取って代わられる

 3.仕事も在宅勤務がほとんどになり、孤独を感じる

(2) 主体的に築く未来とは、

 1.皆が協力的(コ・クリエーション)で、社会が相互に積極的に関わりあいながら

   生活しており(共感とバランス)、人々は充足感のある暮らしを営んでいる

 2.ミニ起業家が活躍し、創造的な人生を切り開くことができる



「主体的に築く未来」に向かうためには、3つのシフトが必要である 。

第1のシフト: 知的資産シフト  ゼネラリスト ⇒ 連続的スペシャリスト

 ・未来に価値を持ちそうな技能を念頭に置きつつ、自分の好きなことを職業に選ぶ

 ・その分野で専門技能に徹底的に磨きをかける

 ・習熟後も、移行と脱皮を繰り返してほかの分野に転進する覚悟を持ち続ける。

第2のシフト:外部環境シフト  孤独な競争 ⇒ 協力して起こすイノベーション

重要なことは、未来に必要となる三種類の人的ネットワークを築き上げること。

 ・「ポッセ(同じ志をもつ仲間)」

 ・「ビッグアイデア・クラウド(大きなアイデアの源となる群集)」

 ・「自己再生のコミュニティ」

第3のシフト: 精神資源シフト  大量消費 ⇒ 情熱を傾けられる経験の要点


古い仕事観では、会社が選択をしてくれたが、未来では自分自身で選択する意思をもたなくてはならない。

仕事に対する考えを、さらには企業と働き手の間の「契約」の中身を根本から〈シフト〉させる必要がある。








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